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赤井総監督 感激“初タイトル”!名門再興手応え

[ 2013年6月3日 06:00 ]

セコンドにつき、城後響主将(右)にアドバイスを送る赤井英和総監督

 不祥事による廃部から昨年10月、約3年ぶりに復部した近大ボクシング部の主将・城後響(19)が2日、大阪府吹田市で関西学生リーグに出場し、2・3部合同トーナメントのライト級で初優勝した。

 セコンドについた同部OBで総監督のタレント赤井英和(53)に“初タイトル”をプレゼント。「OBや仲間の期待がプレッシャーとしてあったと思う。優勝は部の歴史に残る」と赤井は愛弟子を称えた。

 城後は1回から果敢に攻め、ボディー攻撃から左右フックなどのコンビネーションでクリーンヒットを連発。2回こそ相手の長いリーチに苦しむ場面もあったが、冷静に試合を運び、3回判定勝ちした。

 元世界王者の石田順裕、名城信男らOBが見守る前での栄冠。「赤井さんからは?ええ試合やったと言ってもらえた。近大の歴史の重さを実感した1日でした」と周囲に感謝する。キックボクシングの経験こそあるが入部は1月。現役選手としても活動する浅井大貴監督らとのスパーリングで腕を磨いてきた。

 一方の赤井は勝利がコールされた瞬間、目がみるみる真っ赤に。涙をこらえるように唇を引き締めて、「気持ちで相手を上回った。今後も強い気持ちで精進してほしい」と激励。前身の近畿学生リーグを97年まで36連覇、大学日本一にも11度輝いた名門の再興を見据え、「王座奪回への確かな一歩だ」と力を込めていた。

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