木村、天国の父にベルトを「KOのイメージをしている」
WBA世界フェザー級タイトルマッチ クリス・ジョン―木村章司
(5月5日 シンガポール マリーナベイ・サンズホテル)
2度目の世界挑戦に臨むWBA世界フェザー級14位・木村章司(34=花形)が13日、神奈川県内のジムで練習を行い「12回の中の数少ないチャンスでKOするイメージをしている」と王座獲得に闘志をにじませた。
10年5月に敵地タイでプーンサワットにTKO負けした世界初挑戦よりも、今回の方がベルト奪取に懸ける思いは強い。10年12月に父・清美さんが心不全のため73歳で死去。「(初挑戦の際は)思いっきりやってこい!と激励されたけど(父に)お土産のベルトを渡すことができなかった」と悔いが残った。がんで闘病生活が続いていた父の姿を思い出し「頑張らなくては」と自らを奮い立たせる。「親父もそばで見てくれていると思う」と今度こそ念願のベルトを天国の父にプレゼントする。
続きを表示