元駅員が世界選手権金メダル相当の好記録「日本の水泳界で僕が一番調子がいい」

[ 2024年2月17日 19:39 ]

競泳コナミ・オープン第1日 ( 2024年2月17日    東京アクアティクスセンター )

男子200メートル平泳ぎで優勝し、喜ぶ深沢大和
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 男子200メートル平泳ぎ決勝は深沢大和(23=東急)が2分7秒07で優勝した。約1カ月前にマークした自己ベストを0秒91更新。現在ドーハで開催中の世界選手権の金メダルタイムを0秒87上回った。

 隣のレーンを泳いで2位になった渡辺一平(26=トヨタ自動車)に1秒25差をつけて快勝。同じチームで練習する元世界記録保持者に長水路(50メートルプール)の大会で初勝利し「渡辺さんを気にしすぎずに、自分のレースをしようと考えていた」と振り返った。渡辺は取材に応じなかった。

 深沢は昨春に慶大を卒業し、東急に就職。田園調布駅で駅員を務めた異色の経歴を持つ。都市開発を希望して入社したが、五輪への夢を諦めきれずに仕事と並行して競技を続行。会社に直談判して、昨年10月から競技に専念し、記録を大幅に伸ばしてきた。

 パリ五輪の派遣標準記録2分8秒48も余裕で突破。慶大の同級生である佐藤翔馬(23=東京SC)の保持する日本記録2分6秒40も視野に入ってきた。3月のパリ五輪日本代表選考会に向け「今の日本の水泳界で僕が一番調子がいいと思う。日本記録で優勝して五輪にいきたい」と宣言した。

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