筋トレ嫌いな人が「楽しく鍛える」には?おすすめ筋トレも!【トレーナーが回答】

[ 2024年1月5日 09:00 ]

筋肉はつけたいけれど、どうしても筋トレが好きになれない……という人必見! トレーナーさんに、筋トレが嫌いな人が楽しくトレーニングする方法を聞いてみました。初心者でも取り組みやすいおすすめの筋トレやトレーナーさんからのアドバイスもご紹介します。

筋トレ嫌い…楽しく筋トレするには?

そもそも、筋トレが好きな人は、「筋トレ後の爽快感」、「身体の変化」、「できなかった事ができるようになったことへの達成感」などを得ることで楽しく筋トレを続けられるケースが多いです。

筋トレが大嫌いという方も、この3つを感じられれば楽しく筋トレできるでしょう。以下に具体的に3つ、楽しく筋トレをする方法を紹介します。

現状を的確に把握する

楽しく筋トレをするには、体の変化を実感できるようになると良いでしょう。「せっかく筋トレしてるのに、変わってる気がしない」と感じてしまうと、モチベーションも上がりません。

モチベーション高く、楽しく筋トレに取り組むには、

  • 体重・体脂肪率を測定する
  • 腹部や太もものサイズを測定する
  • 正面・横から見た姿を写真で撮影する

などのことを行い、筋トレ後にどれだけ変化があらわれるかチェックしましょう。筋トレに対するモチベーションの増加と、筋トレを楽しめるきっかけにつながります。

筋トレの内容を記録する

筋トレの内容を記録することは、成長を実感する上で非常に有効です。

  • 行った回数
  • 扱った重量

を記録することにより、身体の変化を具体的に実感できるでしょう。

身体の成長を感じることで、楽しく筋トレができる大きなきっかけになります。

さらに、トレーニングの種目や時間、その時感じた強度なども記録すると、より綿密な自己分析が可能になります。これらの変化を時系列で観察することで、長期的な成長の傾向を把握しやすくなり、目標達成への道のりも明確になります。

モチベーションを維持するために、細かく小さな目標を設定するのもお勧めです。例えば、「今日は30kgで8回3セットが限界だったので、次回は9回3セットを目指そう」といった目標を設定すると良いでしょう。

筋トレ後の爽快感を体験する

筋トレ後の爽快感は、筋トレを楽しむ上で重要な要素です。この感覚を味わうためには、以下の点に注意しましょう。

  • とりあえず動き始める
  • 心拍数が上がる強度でトレーニングを行う
  • 集中力を保つために、筋トレ中はスマートフォンなどの使用を控える

日常生活では、無意識の中でストレスを抱えがちです。上記のような状況を意識的に作り出すことで、筋トレに集中しやすくなり、爽快感をより深く実感できるようになるでしょう。

この感覚は言葉では表現しづらいですが、筋トレを楽しむための重要な要因の1つです。

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どんな筋トレがおすすめ?

筋トレが苦手な方や嫌いな方に、お勧めの筋トレ種目を紹介します。この種目は先ほど紹介した「楽しく筋トレをするための要因」に直結しやすいものです。

また、初心者でも取り組みやすく、トレーニング後の爽快感や成長感を実感しやすいため、筋トレが苦手な方にもおすすめです。

ワールドグレイテストストレッチ

  1. 立った状態から、前に大きく一歩踏み出し、手を前につく
  2. 踏み出した方のひざを曲げて体を低くする
  3. 後ろの脚は伸ばしたままにする
  4. 前に出した脚側の腕を天井に向けて回し、胸を開く
  5. 踏み出す足を変えて、交互に行う
実施回数 左右10回

プッシュアップ

  1. 腕を肩幅より少し広く開き、腕立て伏せの姿勢になる
  2. 頭から足先までが一直線になるように姿勢を整える
  3. 肘を曲げ、胸が床につくギリギリまで下ろす
  4. ゆっくりと体を起き上がらせる

筋力が足りない場合は、膝を床につけた膝つきバージョンから始めましょう。

実施回数 できる回数から無理なく
15回3セットを目指す

リバースランジ

  1. 立ち姿勢から、片足を後ろへ引く
  2. 後ろへ引いた足のつま先を立てたまま、腰を下ろす
  3. 地面を蹴るようにして、最初の立ち姿勢に戻る
  4. 足を入れ替えて行う
実施回数 20回3セット

トレーナーからのアドバイス

僕のジムにも「筋トレが嫌い」という方が多く訪れます。トレーナーの役割は、筋トレが嫌い!というお客様もサポートし、目標達成への架け橋となることです。

筋トレが嫌いな方に楽しんでトレーニングしてもらうためにも重視しているのは、「筋トレ後の爽快感、身体の変化を実感し、できなかったことができるようになる成長感」を体験してもらうことです。

これらを実感してもらうためには、「真面目になりすぎないこと」が大切です。過度な期待をせず、適切な期待を持つこと。そして、ゆっくりと身体の変化を受け入れることが重要です。

気持ちに余裕を持って筋トレに取り組むことで、充実した筋トレになるはずですよ。

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監修者プロフィール

トレーナー
山岸 慎

2011年からトレーナーとして、モデル・アーティスト・俳優のサポートを行う。現在はJリーガーなどトップアスリートをはじめ、運動初心者まで様々な身体レベルの方のトレーニング指導を行なっている。所有資格NSCA-CSCS。

パーソナルトレーニングジム STUDIO KOMPAS渋谷南平台
ストレッチリラクゼーションサロン ESL(エッセンシャル ストレッチ ラボ)

<Edit:編集部>

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