アメフト関学大 甲子園ボウル6連覇の学内パレード 学生スポーツの「課題」解消狙いも

[ 2023年12月20日 14:19 ]

学内パレードで、シンボルの時計台前を歩く関学大ファイターズ
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 17日の甲子園ボウルで前人未到の6連覇をなし遂げた関学大アメフト部が20日、兵庫県西宮市のキャンパスで学内パレードを実施した。34度目の優勝で、パレードは初めて。主力を中心とした約70人の部員が一般生徒や父兄の祝福に笑顔で応えていた。

 「こんなに沢山の人におめでとう、と言ってもらえて、また頑張ろうという気持ちになりました」

 大会MVPを獲得したQB星野秀太(2年)は最高のスマイルを浮かべた。初の試みは、偉業を称える意味合いだけではない。かつて2万人、3万人の動員が当たり前だった甲子園ボウルの観衆は1万8000人。コロナ禍もほぼ収束した「平常時」の数字だけに、ショックは大きい。同部の関係者は「今は、学生がチケットを買ってくれない。これだけ強い部があるということを周知して、関心をもってもらえたら」とパレードの意義を明かした。

 関学大アメフト部に限らず、学生スポーツの観客動員減は、すべての競技が抱える課題。「時代の変化」と諦めず、再び「青い熱」を起こすための試みがもたらす効果に注目したい。

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