八村レイカーズが新設大会初代王者 「初だらけ」NBA日本勢初タイトル

[ 2023年12月11日 04:30 ]

初代王者に輝き喜ぶ八村(左)らレイカーズの選手たち(AP)
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 今季初開催の「インシーズン・トーナメント」の決勝が米ネバダ州ラスベガスで行われ、西カンファレンスを勝ち上がったレイカーズが東のペーサーズに123―109で勝ち、初代王者に輝いた。八村塁(25)は途中出場し、8分37秒のプレーで無得点、2リバウンド。NBAで日本勢初のタイトルを手にした。レイカーズの選手は1人当たり50万ドル(約7250万円)の優勝賞金を獲得した。

 金色の紙吹雪が舞うコートで歓喜に浸った。途中出場した八村は出だしこそ守備で機敏な動きを見せたが、難しい体勢で放った唯一のシュートを外すなどリズムに乗れず、反則がかさみ後半は出番なし。不完全燃焼に終わったが、NBAで日本勢初のタイトルを手にし「初のトーナメント、日本人初タイトル。初だらけですよ」と破顔一笑した。

 役者ぞろいのチームは大一番で真価を発揮した。38歳のスター、ジェームズが24得点で大会MVPを獲得。41得点の相棒デービスとともに絶大な存在感を示した。

 八村は「優勝するうれしさがこれからのシーズンにつながる」と次のターゲットをリーグ制覇に設定。優勝賞金の使い道を問われ「妹たちの大学の学費ですかね」と優しい素顔をのぞかせた。

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