テニス女子日本代表・杉山愛監督　1年目6戦全勝　来季の予選進出決定

日本代表の杉山愛監督
Photo By スポニチ

　テニスの女子国別対抗戦ビリー・ジーン・キング杯プレーオフ最終日は東京・有明コロシアムで行われ、日本がコロンビアに、3勝2敗で競り勝ち、来季の予選進出を決めた。シングルス4試合を終えて2勝2敗で迎えた第5試合のダブルスで、青山修子（35＝近藤乳業）柴原瑛菜（25＝橋本総業）組が勝利。今季から指揮を執る杉山愛監督（48）は国内初戦に勝利し、就任から6戦全勝となった。コロンビアはアジア・オセアニアゾーン1部に回る。

　勝利の瞬間、杉山監督は両拳を握った。昨年12月の合宿での始動から選手と積極的に対話を図り、就任1年を6戦全勝で終了。目標の予選進出を決め「やっとスタート地点に立てた。ここからが本当の戦い」と視線を上げた。観衆は昨年の約4倍となる3911人。抜群の知名度を生かし、集客にも貢献した。ブリスベン国際（12月31日開幕）で復帰予定の出産明けの大坂なおみ（フリー）にも言及。来年1月の全豪オープンを直接視察する予定で「チームジャパンにとってプラスになることは間違いない」と強調した。