【焼津巡業】熱海富士、優勝を争った貴景勝の胸を借りてぶつかり稽古「出してくれてうれしかった」

[ 2023年10月12日 17:39 ]

ぶつかり稽古で貴景勝(左)の胸を借りる熱海富士(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の秋巡業が11日、静岡・焼津市総合体育館シーガルドームで行われ、地元・静岡県出身の幕内・熱海富士(21=伊勢ケ浜部屋)がぶつかり稽古で大関・貴景勝(27=常盤山部屋)の胸を借りた。

 秋場所で優勝決定戦を戦った両者が、取組形式ではないがそれ以来となる土俵上での手合わせ。「重かった。大関が(胸を)出してくれてうれしかった。稽古をつけてくれるのはありがたいですね」と感謝した。

 出身の熱海市からは離れているが、全国でも有数の相撲どころということで焼津には小中学生の頃から合同稽古や大会などで何度か訪れていたという。「温かく迎え入れてくれてうれしいです。静岡の皆さんに応援してくださるのが伝わる場所ですね」。秋場所の大活躍で応援の熱はさらに高まり、この日も地元ファンから大声援を浴びた。

 秋場所は史上最速優勝にあと一歩まで迫る大活躍。「調子に乗るような成績でもない」と謙遜しつつ「いろんなことを経験させてもらって、これからにつながる」と成長の糧にした。九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)では自己最高位を大きく更新して幕内中位まで番付を上げる。「足りないところはいっぱいある。まだ強くなれると思って稽古しています」とさらなる飛躍を誓った。

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