バレー女子・真鍋監督 来年6月の五輪切符獲得へ新戦力「全てのポジションに欲しい」「出場権獲得に集中」

[ 2023年9月26日 05:30 ]

五輪切符獲得を目指す真鍋監督
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 バレーボール女子日本代表の真鍋政義監督(60)が25日、オンラインで今季の総括会見を行った。24日まで行われたパリ五輪予選B組3位で出場権獲得はならず、来年6月までお預けに。最大の目標は五輪でのメダル獲得だが、指揮官は「まずは出場権を獲得することに集中したい」と語った。

 代表の再招集は来年3月中旬。「今回の選手がメインになる」と言う指揮官も新戦力については「できることなら全てのポジションに欲しい」と期待を込める。「国内リーグで大活躍する選手がいるか分からない。海外に行った選手がより一層伸びてくるかもしれない。そういったことを踏まえて選考したい」と語った。

 五輪予選では、セット終盤の勝利への執念が強豪国よりも足りなかった。重点的に強化したサーブも、まだ改善できる余地がある。今後は各自が所属チームで成長を図り、存在感を見せた石川真佑はイタリア、松井珠己はブラジルで武者修行。それぞれの技を極めることが、パリへつながっていく。

 ≪ネーションズリーグ1次L終了時の世界ランクで決定≫パリ五輪出場枠は男女それぞれ12。女子は24日までの予選でA~C組の各2位以内の6カ国が決まった。開催国フランスを除く残り5枠は、来年5月から始まるネーションズリーグ1次リーグ終了時(6月17日)の世界ランキングで決まる。ただし五輪予選で出場枠を得られなかったアジア、アフリカ大陸の最上位国が優先。世界ランク9位の日本は世界6位でアジア最上位の中国を上回るか、アジア、アフリカ最上位を除いた上位3枠に入ることが条件となる。

 真鍋監督は「中国が出場権を獲れなかったのは意外だった。(世界ランクで)我々が9位。10位オランダ、11位カナダ。11位のところが一つのライン。オランダ、カナダのポイントが影響する」との見方を示した。

 男子も同じ方式で、30日開始の予選で24チームが3組に分かれて各組上位2チームが出場権獲得。残り5枠はランクなどで決まる。

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