霧島 カド番脱出へ気合の“待ったなし” 若元春に13勝5敗 大相撲秋場所9月10日初日

[ 2023年8月31日 04:00 ]

出稽古に訪れた霧島(右)と三番稽古を行う若元春(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の大関・霧島(陸奥部屋)が30日、都内の荒汐部屋へ出向いて関脇・若元春と18番連続で取った。

 互いに得意とする左四つの展開が多く、右上手からの攻めやもろ差しの速攻で13勝5敗。関取同士の三番稽古では1番取るごとに「待った」をして呼吸を整えることが多いが、最後の5~6番は気合が乗り“待ったなし”で取り続けた。

 「最後2人で盛り上がったね」と霧島。若元春の息が上がる中、霧島は無尽蔵のスタミナを発揮して余裕の表情だった。

 充実の稽古をこなしながら「これから徐々に体をつくっていく」とまだ始動段階の様子。名古屋場所前は稽古で追い込みすぎて調整に失敗し、背中の痛みで初日から3日間休場した。

 カド番で迎える秋場所(9月10日初日、東京・両国国技館)へ「疲れた時は休みを取りながら」と先場所の反省を生かす方針だ。万全な状態で秋場所に臨むために、適度な“待った”を入れながら調整していく。

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