元バレーボール日本代表・木村沙織さんが五輪予選に期待「女子も男子も素晴らしい戦いをしている」

優勝チームと記念撮影を行う木村沙織さん（撮影・福永稔彦）
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　全日本バレーボール小学生大会全国大会最終日は10日、東京体育館で各種目の決勝などが行われた。閉会式終了後、大会アンバサダーを務める元女子日本代表の木村沙織さん（36）が取材に応じ、パリ五輪出場を目指す男女の日本代表に言及した。

　女子は9月16日から、男子は9月30日から、東京・国立代々木第一体育館で開催されるパリ五輪予選に臨む。木村さんは「もうパリなんだと一番感じている。ネーションズリーグでは女子も男子も素晴らしい戦いをしているので、W杯（五輪予選）が楽しみ」と期待感を示した。

　ネーションズリーグで銅メダルを獲得した男子については「凄く面白いバレーボールをする。次にどんなプレーをするんだろうというようなワクワクする試合が見れる」と多彩な攻撃的を評価した。

　女子に関しては「（チームを）固めている段階。どのパーツでいくのか楽しみ。純粋にファンとして応援したい」と分析。「古賀選手を筆頭にみんなに注目している。石川選手、セッターの関選手だったり、どんな組み立てをするのか楽しみに見ている」と話した。

　自身は小学生時代、予選で敗退して、全国大会に出場できなかったという木村さんは「初めて小学生の全国大会を見て、みんなが本気でぶつかっているところに感動して鳥肌がいっぱい立った」と話した。2月に第1子となる男児を出産したばかりとあって「親の気持ちというか、感情移入するところがあった」という。大会アンバサダーとして「春高みたいに、いろんな方が見に来る大会になればうれしい」と大会の発展も願っていた。

　小学生へエールを求められると「この後、W杯（五輪予選）もあるのでプロの選手のプレーを見て、私もそういう選手になりたいとか、こんなスパイクが打ちたいとか、バレーボールの輪が広がったら良い」と話した。