ラグビー合宿開始　37歳堀江は4度目のW杯へ「（ポジションを）譲るつもりはない」

＜ラグビー日本代表練習＞ダウンボールする坂手と上からのしかかる堀江（撮影・篠原岳夫）
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　ラグビー日本代表が12日、9月8日開幕のW杯フランス大会に向けた合宿を千葉県浦安市内でスタートさせた。昨秋の代表活動に参加しなかった37歳のフッカー堀江翔太にとっては、約1年ぶりの代表復帰。「久々の合宿で緊張感がある。みんなからも時間を無駄にしたくない気持ちが見える」と充実感をにじませた。

　埼玉の後輩でもある坂手淳史らとのポジション争いが待つ。過去3度のW杯出場経験を誇るベテランは「競争するのはもちろんだが、やってきた経験を教えないとだめな年齢だと思う。もちろん、（ポジションを）譲るつもりじゃなく、競争も忘れずにやりたい」と若手と切磋琢磨する構えだ。

　初出場した11年大会では1分け3敗。悔しさを胸に、課題を克服して19年大会の8強入りにも貢献した。「チームとしては優勝を狙いにいく。個人としてはどんな人が見ても、世界の人が見てもいい選手だと言われるようになりたい」。4度目の夢舞台へ向け、37歳はここからまたステップアップする。