錦織圭 復帰戦を控えた心境を激白「この2カ月で急に良くなった」「不安とワクワク両方ある」

[ 2023年6月8日 15:00 ]

錦織圭
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 男子テニスの錦織圭(33=ユニクロ)が6月12日開幕のツアー下部チャレンジャーのプエルトリコ大会で約1年8カ月ぶりに公式戦に復帰する。昨年1月に股関節の手術を受け、リハビリ中に右足首を負傷。21年10月10月の大会を最後にツアーから遠ざかり、現在の世界ランキングは2010年以来のランク外となっている。大会を放送、ライブ配信するWOWOWのインタビューに応じ、復帰を目前に控えた心境などを語った。

 ――間もなく復帰戦を迎える。
 「まだあまり実感がないというか、もう少しのところまできています。試合ができるのかという不安と、早く試合をしたいワクワク感と、両方大きくありますね。100、100ぐらいです」

 ――現在の状況は?
 「今はだいぶ不安が取り除けています。この2カ月くらいで急に良くなりました。昨年1月の左股関節の手術から始まって、昨年の9月か10月くらいにそろそろ復帰できそうな時に足首を捻挫してしまいました。それが普通の捻挫ではなく、神経に関わるような痛みになってしまい、(治るまでに)思った以上に時間がかかってしまいました。その後、今年の2月か3月くらいに急に良くなってきました。今はけっこう動けてポイント練習もできているのですが、まだ2セット、3セット耐えられるところまではきていません。耐久性というところが、もうちょっとかな、という感じです」

 ――復帰できると実感したのはいつ?
 「いけると思ったのは4月くらいからです。先月くらいから痛みがなく、けっこう動けるようになってきました。それまではちょっと動くのも痛みがあって、ポイントすらできない感じでした。最近はポイント練習も始めて、サーブから始める練習もできています」

 ――もうダメかなと思った瞬間はあった?
 「それは意外となかったです。最近思い始めたことは若干ありますが、まだやれるだろうし、冷静に見て5、6年後の40歳まで体がもつか分かりませんが、そのくらいまでプレーできる可能性はあります。あと5年もできるんだと考えたら、リハビリ生活も頑張れます。残り1、2年しかないとなったら、トップに戻ってくるまで1年くらいかかるだろうし、たぶんけっこうキツいと思います。そう考えたら冷静に頑張れています」

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