馬場咲希 オーガスタ―へ ショット不調もショートで挽回

[ 2023年4月1日 04:42 ]

決勝Rに進んだ馬場咲希
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 ゴルフのオーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権第2日は30日(日本時間31日)、第2ラウンドが行われ、全米女子アマ覇者の馬場咲希(17=代々木高2年)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算イーブンパーの14位で4月1日にオーガスタ・ナショナルGCで開催される決勝ラウンドに進んだ。六車日那乃(20=日本ウェルネススポーツ大2年)と荒木優奈(17=日章学園高2年)も14位で決勝に進出した。

 心が折れそうになる馬場を救ったのはショートゲームだった。3番パー5では2打目をグリーン左のラフまで運ぶと「芝が薄くて左下がりだったので」とパターを握り、18メートル先のカップに沈めてイーグル。第1打を右に曲げた16番でも30ヤードのチップインバーディーを決めるなどピンチをチャンスに変えた。

 ショットは朝から左右に暴れた。この日は何をしても曲がったという。「良いところゼロ」「初めて次のショットが打ちたくないって言う風に思った」。次々と弱音が口をついた。だが、そこで屈しないのも全米女子アマ覇者の底力。悪いながらも「アンダーで回ったのは頑張ったなと思う」と話した。

 ラウンド後は1Wを中心に修正。しっかり下半身を使ったスイングを体に染み込ませた。31日の練習ラウンドを経て舞台は憧れのオーガスタに移る。「アーメンコーナーや左に池のある16番は“来たー”って感じになると思う」。気持ちもスイングも新たに馬場が夢の舞台に挑む。

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2023年4月1日のニュース