男子バレー東京五輪代表の藤井直伸さん死去 31歳、胃がん闘病中 川合会長「言葉が見つかりません」

[ 2023年3月13日 04:22 ]

藤井直伸さん
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 バレーボール男子の日本代表選手として21年の東京五輪に出場した藤井直伸(ふじい・なおのぶ)さんが10日に死去した。31歳宮城県出身。所属するVリーグ1部の東レと、日本バレーボール協会が12日に発表した。昨年2月に自身のインスタグラムで「胃がんのステージ4」であることを公表していた。

 宮城・古川工高から順大を経て東レ入り。17年から代表に選ばれ、攻撃を指揮するセッターとして活躍した。胃がん公表時は「前を向いてこの病気に打ち勝つという強い意志を持っている」とつづっていた。女子元日本代表でセッターだった佐藤美弥さん(33)と21年に結婚した。

 ▼日本バレーボール協会・川合俊一会長 突然の訃報に言葉が見つかりません。闘病生活を始められてからご本人が発信していた情報には、いつもバレーボールに対する愛があふれていました。そんなチャレンジ、努力を積み重ねてきた藤井選手の日の丸を背負った雄姿を二度とコートで見ることができないと思うと悲しみでいっぱいです。

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2023年3月13日のニュース