復活のろしだ! 高梨沙羅が今季初表彰台の3位 歴代最多114回目の表彰台 W杯第16戦

[ 2023年2月4日 22:16 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ女子個人第16戦 ( 2023年2月4日    ドイツ・ビリンゲン ヒルサイズ=HS147メートル )

今季初の表彰台となる3位に入った高梨(右)(AP)
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 高梨沙羅(26=クラレ)が1回目に139メートル、2回目に141・5メートルを飛び、合計245・7点で今季初の表彰台となる3位に入った。通算では114回目の表彰台で、自身が持つジャンプW杯の歴代最多記録を更新。世界選手権(21日開幕、スロベニア・プラニツァ)を控える中、日本女子のエースが復活ののろしを上げた。

 3日の予選を2位通過していた高梨は、1回目に最長不倒の139メートルの大ジャンプを披露。勝負の2回目はさらに飛距離を伸ばし、課題の飛型点でも1回目に1人が18・5点を付けるなど、好内容でまとめた。

 今季は表彰台に届かず、2桁順位も9回と不振にあえいでいた高梨。3年ぶりに日本で開催された札幌大会、蔵王大会の個人計4戦も9位が最高で、蔵王での第13戦ではスーツ規定違反による失格処分を受けていた。だが前週のドイツでの2連戦は連続で4位。復調の手応えをつかんで臨んだ一戦で、ようやく長いトンネルから抜け出した。

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