6位早大 シード返り咲き 指揮官交代で練習メニュー一変も 花田監督「まだ60%」

[ 2023年1月4日 05:23 ]

第99回東京箱根間往復大学駅伝 復路 ( 2023年1月3日    神奈川・箱根町~東京・大手町 5区間109・6キロ )

7区・鈴木(右)にたすきを渡す早大6区・北村(撮影・島崎忠彦)
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 総合優勝13度の早大は6位でゴールし、2年ぶりのシード権獲得。名門復活の兆しが見えた。

 昨年は13位でシード権を逃したが、総合6位でシード返り咲き。母校再建を託されたOBで就任1年目の花田勝彦監督(51)は「選手がよくやってくれたという言葉に尽きる。1~10区まで、ほぼ想定タイムを達成してくれた」と胸をなで下ろした。

 5位からスタートした復路は、6区で2年ぶりに山下りを任された北村(3年)が区間3位の快走。8区に伊福(2年)、10区に菅野(2年)と、一般入試の叩き上げ組も粘りの走りでたすきをつないだ。監督交代で練習メニューは一変し、夏合宿では厚底シューズを禁止して地足を強化。転換期の選手をまとめた鈴木主将(4年)は「1年間つらいことばかりだったが、監督には感謝しかない」と話した。

 2月にはクラウドファンディングを実施し、エース級の選手に海外経験を積ませて強化を図るプランも披露した花田監督は「まだ(理想の)60%。もう一つ、二つ上を目標にして、チームづくりをしたい」と前を向いた。

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2023年1月4日のニュース