スピードスケート・堀川が2冠 女子5000メートルで国内最高記録 23秒51差で圧勝

[ 2022年12月31日 04:11 ]

女子5000メートル、表彰台で笑顔を見せる(左から)ウイリアムソン・レミ、堀川、新田(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 スピードスケートの全日本選手権最終日は30日にW杯後半戦の代表選考会を兼ねてYSアリーナ八戸で行われ、女子5000メートルは堀川桃香(19=富士急)が7分1秒52で優勝した。自己ベストを5秒40上回り、押切美沙紀(30)の保持した国内最高を2秒79更新。女子3000メートルとの2冠を達成した。女子1000メートルは高木美帆(28=日体大職)が1分14秒65で制し、500、1500メートルに続く3冠。男子1000メートルは新濱立也(26=高崎健康福祉大職)が頂点に立った。

 女子5000メートルで堀川は2位に23秒51差で圧勝し「目標より大幅に速かったので、びっくり」と笑った。この種目は昨年10月に初めて滑り、今回が7レース目。約1年2カ月でタイムを20秒以上伸ばした。北京五輪の銅メダルタイムは6分50秒09。世界との距離はあるが「徐々にタイムを伸ばして世界で勝てる選手になりたい」と意欲。成長曲線を考えれば94年リレハンメル五輪銅メダルの山本宏美以来となる日本女子長距離種目の五輪表彰台も夢ではない。

続きを表示

2022年12月31日のニュース