高梨沙羅がW杯開幕を前に抱負「やるべきことを尽くす」全日本スキー連盟会見

[ 2022年10月25日 18:15 ]

<SNOW JAPAN記者会見>会見に臨む高梨沙羅(撮影・小海途 良幹)
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 全日本スキー連盟は25日、本格的なシーズン開幕を前に東京都内で各種目の有力選手を集めて会見を行った。ジャンプ女子の高梨沙羅(クラレ)は、北京五輪の混合団体でのスーツ規定違反による失格を乗り越え、気持ち新たに臨むシーズンに向けて「ジャンプをやると決めた中で、自分のやるべきことを尽くしていきたい」と抱負を語った。

 先週末の全日本選手権ではノーマルヒル、ラージヒルともに制し2冠。11月に控えるW杯開幕を前に徐々に調子を上げているが、「ルールが変わり、スキー(板)が変わったので、道具に対応してスタイルをつくっていく時期」とまだまだシーズンを戦い抜くためのジャンプスタイルを模索中。それでも「(五輪明けの)1、2年は新たなアイデアや感覚、引き出しをつくる(時期)」ととらえ、長期的な視点でシーズンを過ごす覚悟だ。

 今季のW杯では来年3月に女子初のフライングヒル公式戦が予定されている。ヒルサイズ240メートルもの大ジャンプ台は練習を含めても経験がないといい、「楽しみだけど、怖さが1ミリもないと言えば嘘になる。いろいろなアイデアを詰め込んで、次につながる引き出しを増やしたい」と話した。

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