馬場咲希 2冠射程!70で個人3位&団体戦で東京4位 アマ世界ランク日本トップの4位…負けられん

[ 2022年10月7日 04:56 ]

第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」ゴルフ競技会 女子第1日 ( 2022年10月6日    栃木県 塩原CC=6380ヤード、パー72 )

17番、カメラに笑顔を見せる馬場(撮影・藤山 由理)
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 東京代表として初出場の馬場咲希(17=代々木高2年)が4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで3位発進した。66をマークして単独首位に立った飯島早織(17=ルネサンス高2年)とは4打差。団体戦の東京は3打差4位につけた。8月の全米女子アマチュア選手権制覇、前週の日本女子オープンローアマチュア獲得に続き、国体で個人・団体2冠のタイトルをつかむ。

 ラウンド中、気温9度に冷え込んだ栃木県那須塩原市。クリーム色のカシミヤのセーターを着込んだ馬場が、地力を発揮して上位スタートを決めた。前日に急きょ、ユニクロでチーム3人分をそろえたという国体ならではの風景。初出場した17歳は「寒い感じはあったんですけど、そこまでじゃなかった。国体っていう雰囲気は結構楽しめている気がします」と笑みをこぼした。

 前週の国内メジャー、日本女子オープンでツアー自己最高の11位に入りローアマチュアに輝いたばかり。難易度の高いコース設定で戦った経験から、「ラフ、簡単だなあ」と前向きに捉えられた。序盤こそ2ボギー先行も、7番パー4で第2打をピン手前2メートル、8番パー5で第3打をピン左2メートルに寄せてバーディーを奪い返す。後半はボギーなしの2バーディーと尻上がりに状態を上げ、「アイアンショットはいい感じ。崩れることなくラウンドできたのは良かった」とうなずいた。

 5日に発表された世界アマチュアランキングで、15位から日本勢最上位となる4位にジャンプアップ。「4位になったのもうれしいし、日本勢の中で一番上になれたのも凄くうれしかった」と声を弾ませた。迎えた今大会、目指すはもちろん優勝だ。個人戦は4打差3位、団体戦は3打差4位といずれも射程圏内につけた。「明日は60台を出したいです」。全米女子アマ制覇、日本女子オープンローアマに、国体の個人・団体2冠のタイトルを加える。

 ▽国民体育大会ゴルフ競技会 成年男子、女子、少年男子の3部門で行われており、いずれも都道府県ごとに3選手が出場する。2日間36ホールストロークプレーで争う個人戦と、参加選手全員の36ホール合計スコアで争う団体戦を実施。女子の個人戦は過去に横峯さくら、勝みなみ、畑岡奈紗、稲見萌寧らが制している。

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2022年10月7日のニュース