円角が初出場初優勝飾る 第9回TOP CONNECTレディース

[ 2022年9月11日 05:00 ]

優勝した円角有希選手のティーショット
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 TOP CONNECT(本社・東京都中央区)が主催する「アース製薬presents 第9回TOP CONNECTレディース」(賞金・賞品総額1000万円)が茨城・阿見町のイーグルポイントゴルフクラブ(6624ヤード、パー72)で行われ、4バーディー、2ボギーの2アンダー、70で円角有希(えんかく・ゆうき、23)が初出場で初優勝し、優勝賞金30万円と総額70万円相当の賞品が贈られた。

 プロを目指す女子選手たちに活躍の場を提供することを目的に約2年前に初開催され、全国から女子60選手のほか、男子5選手と協賛社から30人が出場した。

 第9回の開催となった今大会は6日に行われ、女子プロゴルフトーナメント「アース・モンダミンカップ」を主催するなど、女子ゴルフの活動を応援するアース製薬が特別協賛。同社の川端克宜(かつのり)社長は表彰式のあいさつで「今回の優勝者には、来年開催します『2023アース・モンダミンカップ』の出場権を与えさせていただきます。また、弊社・大塚達也取締役会長らが主催するプライベートトーナメントで、レギュラーツアーなどの出場権を持たない選手を対象に、未来のスタープレーヤー育成を目的に開催する『第18回OKトーナメント』(10月17日、鎌ヶ谷CCで開催)の出場権を上位入賞者に贈呈させていただきました」と、女子ゴルフ界を応援する企業として素敵な賞品を用意したことを伝えた。

 優勝した円角は今大会に1歳下の妹・育未(23)と出場。「初参加で、優勝できて凄くうれしいです。ボギースタートでしたが、何とか耐えて4バーディー、2ボギーとまずまずのプレーができたと思います」と、耐えるゴルフを自身のプレースタイルとする円角は笑顔で優勝を喜んだ。

 6歳の時にゴルフを始め、早くから女子プロゴルファーになることを夢見た円角は、高校・大学時代に宮里藍氏や横峯さくらに憧れて、本格的にプロを目指したという。

 ドライバーの平均飛距離は220ヤードという円角は「身長も低く距離も飛ばないので、ショットを曲げないショートアイアンには自信があります」と1メートル49ながらも小技を生かしたプレーで10月のプロテスト第2次予選、11月のファイナルでの合格を目指す。

 最後に「プロテストに合格して、来年のアース・モンダミンカップにプロとして出場したいです」と、意気込みを話した。

 表彰式の最後に、大会主催社のTOP CONNECTの内田雅章社長は「本日参加した女子、男子の選手にはスコアはもちろんですが、ラウンドした協賛社の方々がまた、一緒にラウンドをしたいと思っていただけるように頑張ってほしい」と、今後も男女の若手ゴルファーを応援していくと同時に、アドバイスを送った。

 なお、次回大会(第10回大会)を11月25日に山梨・鳴沢ゴルフ倶楽部で開催することを発表した。

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