「横田真一の名器を探せ!!」人気アイアン「PING i525」の実力をチェック

[ 2022年7月29日 05:01 ]

「PING i525」のお気に入りのフェース面を指さす横田
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 「横田真一の名器を探せ!!」第7弾は、話題のアイアン、「PING i525」を紹介する。2月の発売以来、常に売り上げランキングのトップ争いをしている同クラブ。見た目はブレード型で上級者向けのような印象だが、さまざまな部分に工夫が施され、飛距離と操作性を両立。幅広いゴルファーから支持を受けている。そんな人気クラブを試打した横田真一(50)の感想は――。 【動画で見る・人気アイアン PING i525は飛ぶの?横田真一が忖度ゼロで評価!】

 「i525」を手にした横田がまず感心したのは、クラブの〝顔〟の良さだった。

 「PINGのアイアンは非常に好きなクラブです。どこが好きかというと、フェース面がシャフトに対し、バシっと真っすぐついているところですね」。横田によれば最近のクラブはフェース面が逆くの字になっていて、左を向いているものも少なくないという。

 「そういうクラブは引っ掛かりやすい。ドローを打つ時にガーンと飛びすぎてしまう。反対にフェードを打とうとすると、今度は飛ばない。凄い両極端が出てしまう。でもPINGのクラブはそういうことがない。非常に縦の距離感が安定しています」と感心する。

 「i525」は同社の“飛び系ブレード”として人気を集めた「i500」の後継モデル。番手ごとにオフセット(右利き用クラブの場合、クラブヘッドがシャフトよりも右手手前側にある形)の度合が異なっているのが特徴だ。ロングアイアンはオフセットが多めでボールがつかまりやすく、ミドルアイアンは〝ちょいオフセット〟でコントロールしやすい。ショートアイアンはオフセットが少なく、ストレートに狙える仕様。また、トー側に重りをつけミスヒット時のブレを軽減。前作よりもソールの幅を広げたことでダフリ防止を促し、楽にボールを拾えるように進化したとしている。

 「なかなかダウンブローに打てないアマチュアにとって、トップしても球が上がってくれるこういうクラブは、非常に優しくて助かると思います」

 操作性の向上だけではない。同クラブにはもう一つ大きな特徴がある。それがキャッチコピーの「操れる、飛び系。ちょいブレード」に書かれている“飛び”だ。

 7番アイアンを試打した横田は「僕の7Iの距離は160ヤードくらいなんですが、かなり飛んでますね」と計測器で177ヤードをマークし驚いた様子だった。

 同クラブはブレード型のシャープな外見だが、中空構造。ソールの近くまで中空部分を削ったことで、インパクト時のフェースのたわみ効果をアップさせ、飛びやすくした。さらに高強度のフェース面素材を採用。中心部より周辺部を薄く仕上げ、ミスヒット時でも飛距離が出やすくなったとPRする。

 「マッスルバック系のアイアンだと、フェース面のたわみがあまりない。でもこれは中空なので、たわんで飛んでいく。アイアンはピンを狙うクラブですが、ポーンと当てにいって、飛距離を出せるこういう優しいクラブに助けてもらうのも一つの手ですね」と忖度(そんたく)なしに評価していた。

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2022年7月29日のニュース