米女子ツアーのメジャー初戦「シェブロン・チャンピオンシップ」今日開幕！

メジャー初制覇を狙う畑岡奈紗（C）Getty　Images
Photo By ゲッティ　イメージズ

　米女子ツアーのメジャー初戦「シェブロン・チャンピオンシップ」はきょう31日から4月3日まで、米カリフォルニア州のミッションヒルズCCで行われる。これまでの「ANAインスピレーション」から大会名を変更して開催し、畑岡奈紗（23＝アビームコンサルティング）、笹生優花（20＝フリー）、渋野日向子（23＝サントリー）らが頂点を目指す。大会はWOWOWが日本時間4月1～4日、連日生中継で放送・ライブ配信する。

　新スポンサーがつき、シェブロン・チャンピオンシップとして装いも新たに開催される今季のメジャー初戦。会場は数々のドラマの舞台となってきたミッションヒルズCCだ。

　日本のエース・畑岡は昨季2勝を挙げ、賞金ランキングは自己最高の3位。米ツアー参戦5年で通算5勝と結果を残してきたが、メジャーのタイトルはまだ獲得できていない。今季は開幕から3戦はエンジンがかからなかったが、舞台をアジアに移してから復調。HSBC女子世界選手権（シンガポール）11位、ホンダLPGA（タイ）12位と状態を上げてきた。

　現在の世界ランキングは日本勢最上位の9位。「調子を上げてメジャーに勝てるように頑張りたい」と頂点だけを意識して臨む。

　21年全米女子オープン覇者の笹生も期待を背負う。今季は開幕戦6位、第2戦3位と好スタートを切った。ホンダLPGAでは最終日を62で回り、大会最少スコアと自身のツアー最少スコアタイをマーク。ショットの精度の高さが光る20歳は、今大会に向けても「いつも通り楽しんでゴルフができれば」と自然体で臨む考えだ。

　渋野は自身の初戦となったHSBC女子世界選手権は47位だったが、ホンダLPGAでは8位と結果を出した。米ツアーでは20年12月の全米女子オープン以来となるトップ10入りに「いいところで、いいスコアで終われたのは凄く自信になった」と笑顔。メジャー初戦に向けて「去年は予選落ちしてしまったので、今年はリベンジできるように頑張りたい」と闘志を燃やしている。

　古江彩佳（21＝富士通）は、ここまで出場全4試合で予選落ちなし。フェアウエーキープ率82・86％は9位で、米ツアー本格参戦1年目ながらも安定感を見せており、上位進出を狙いたい。また、国内ツアーが主戦場の横峯さくら（36＝エプソン）も出場する。

　大会設立時から50年以上続くミッションヒルズCCでの開催は今大会で最後となる。恒例の勝者による池へのダイブ。最後に水しぶきを上げるのは日本人か、それとも世界のトッププロか。熱い戦いから目が離せない。

　○…WOWOWではシェブロン・チャンピオンシップを4日間生中継で放送。第1日は無料放送も実施するので、ゴルフファンは必見だ。また、WOWOWオンデマンドでは好評の「日本人選手専用カメラ」でのライブ配信も予定。強く、美しい世界最高峰の戦いをWOWOWでじっくり堪能しよう。