AS五輪代表・井村HC 五輪関連の情報遮断「ニュースやワイドショー、見ても励まされることはない」

[ 2021年6月17日 19:09 ]

アーティステックスイミング・チャレンジカップ ( 2021年6月17日    静岡県立水泳場 )

<アーティスティックスイミングチャレンジカップ2021>力強い演技を見せる乾(前列中央)ら日本代表(撮影・木村 揚輔)
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 東京五輪日本代表(乾、吉田、福村、安永、塚本、京極、木島、柳沢)がデモンストレーションを行い、チーム・テクニカルルーティン(TR)とデュエット・フリールーティン(FR)を披露した。東京五輪開催への賛否がある中、井村雅代ヘッドコーチ(70)は選手に対して五輪に関する情報に接しないように呼び掛けていることを明かした。

 昨年3月頃から言い続けており「選手にはニュースやワイドショーなどを見る必要はないと言っている。心を揺さぶられる情報が多く、見ても励まされることはない。五輪を目指すことを罪のように感じる選手もいる」と意図を説明。エース乾は「(井村)先生が方向性を示してくれるのは心強い。情報を見ることがあっても深く気にしないようにしている」と語った。

 空手がテーマのチームTRは入水前の陸上動作を一新。ロボットから人間への進化を表現するデュエットFRは後半の振り付けを大幅に変更した。吉田は「変化があることで緊張感が出る。空手の陸上動作が変わり、より気合が入るようになった。“前にいる子を倒しにいくぞ”という気持ちでやっている。実際に(正拳突きが前の選手を)かすめる時もある」と振り付け変更によるプラス効果を強調した。

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2021年6月17日のニュース