葛西3位 386日ぶり表彰台、2回目8人抜き「めちゃくちゃうれしい」

[ 2021年3月4日 05:30 ]

ノルディックスキー 札幌五輪記念ジャンプ大会 ( 2021年3月3日    札幌市宮の森=ヒルサイズ100メートル )

札幌五輪記念ジャンプ大会 3位タイの駒場(左)とともに笑顔の葛西
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 男子は48歳の葛西紀明(土屋ホーム)が1回目94メートルの12位から2回目に98メートルを飛んで、合計227・7点の3位タイに入った。昨年2月の雪印メグミルク杯で3位になって以来、386日ぶりの表彰台となった。14年ソチ五輪団体銅メダルの清水礼留飛(雪印メグミルク)が96メートル、92メートルの合計230・6点で優勝。女子は岩佐明香(大林組)が制した。

 2本とも軽々とK点(90メートル)を越え、復活へののろしを上げた。雪が降りしきる悪条件。1回目94メートル。2回目はヒルサイズまで2メートルに迫る98メートルで8人抜きの離れ業を見せ、「完璧ではないが、悪くはなかった。まさか、ここまで大逆転して表彰台に上がれるとは。めちゃくちゃうれしい」と声を弾ませた。表彰式では「俺は(表彰台に)乗り慣れているから」と3位で並んだ駒場(東京美装)に台を譲る余裕も見せた。「あとは優勝しかないですね」と意気込み、49歳で迎える来年2月の北京五輪を見据えた。

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2021年3月4日のニュース