橋本新会長が職員向けあいさつ「オリンピアンとしての魂を込めて会長職をまっとうする」

[ 2021年2月19日 14:11 ]

橋本聖子氏
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長に就任した橋本聖子前五輪相(56)が一夜明けた19日、都内のオフィスで組織委員会職員向けのあいさつを行った。幹部が並ぶ会議室に入った橋本新会長は拍手と花束で迎えられ、ぎこちない笑みを浮かべながら、オンラインで視聴する全職員に向けてもあいさつした。

 橋本新会長は就任にあたり「大変悩んだ。私自身、本当にできるのかという迷いも正直あった」と吐露。それでも「みなさんに信頼していただき、やってよかったという大会にすることが私の努めであれば、大臣を辞しても意味と価値があるものと決意して、会長に就任させていただいた」と経緯を説明した。五輪開催への支持率が高まらない中、仕事に迷いが生じる職員たちを思いやり、「組織委員会がONE TEAMとなって国民の信頼回復に努め、国や東京都と連携したしっかりとしたコロナ対策をして、信頼される東京大会にしていくこと、それが最大の使命と感じている」と決意を述べた。

 橋本会長自身、幼少時から数々の病気やケガと戦いながら五輪に計7度出場した経歴を持つ。「乗り越えようとする壁が高ければ高いほど、達成した時の自分自身の財産がより素晴らしいものになるという経験をしてきた」と語り、「組織委員会のメンバーだったからと誇りに思える大会に、何としてもしていかなくてはいけないと強く思っている。オリンピアンとしての魂を込めて会長職をまっとうし、安心・安全な東京大会を開催できるよう力を尽くします」と締めくくった。

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2021年2月19日のニュース