葛西 苦戦7位、助走姿勢改善も「風もあって厳しかった」HTB杯ジャンプ

[ 2021年1月31日 05:30 ]

1回目106メートルを飛んだ葛西
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 ノルディックスキーのHTB杯ジャンプ大会は30日、北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場(ヒルサイズ=HS137メートル)で行われ、48歳のベテラン葛西紀明(土屋ホーム)は106メートル、117メートルの合計155・8点で7位に終わった。25歳の渡部陸太(東京美装)が138・5メートル、122メートルの合計214・7点で初優勝。例年はW杯下部のコンチネンタル杯を兼ねて行われていたが、今年は新型コロナウイルスの影響で国内大会として実施された。

 来年の北京で冬季五輪9大会連続出場を目指す48歳の葛西は7位に終わった。強風と降雪の悪天候で各選手が苦しみ「雪だけでなく風もあって厳しかった」と振り返った。

 今季は開幕からW杯メンバーを外れ、先月末には欧州で行われているコンチネンタル杯に自費参戦。2戦とも30位台に終わると、その後はスロベニアで合宿し、助走姿勢と踏み切りの改善を図ってきた。

 今月9日に帰国。約2週間の自主隔離中にはウクレレにハマったという。30日は愛娘の5歳の誕生日。ウクレレの演奏で祝い、優勝をプレゼントするはずだったが、「ウクレレで頑張ります!」と笑わせ、会場を後にした。

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2021年1月31日のニュース