競泳・松元カツオ 五輪へ“モチベ”維持に苦慮「絶対に開催すると言ってほしい」

[ 2020年8月10日 05:30 ]

記録会を終え笑顔の松元
Photo By 共同

 昨夏の競泳世界選手権男子200メートル自由形銀メダルの松元克央(23=セントラルスポーツ)が9日、オンライン取材に応じ「来年、本当に五輪があるのか。ないもののためには頑張れない。できれば絶対に開催すると言ってほしい。開催を信じて頑張るしかない」と不安を吐露し、来年7月23日開幕予定の東京五輪の開催の確約を熱望した。

 4月下旬に練習を再開後はモチベーション維持に苦慮。師事する鈴木陽二コーチ(70)から「こういう時こそ人間の本性が出る」と諭され、気持ちを取り戻しつつあるが「開催されないことが頭をよぎると練習に身が入らなくなる」という状態は続いている。

 この日は千葉県国際総合水泳場で行われた千葉県公認記録会に出場し、200メートル自由形で1分46秒69を記録。自身の持つ日本記録に1秒47遅れのタイムで「久しぶりの試合で凄く怖かったが、タイム的には悪くないので安心した。半年前とは泳ぎの感覚が全然違う。戻るのは難しいので、新しい泳ぎを見つけて過去の自分を追い越したい」と語った。

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2020年8月10日のニュース