モンスト ツアーファイナル アラブルズが初優勝、逆転で悲願の頂点

[ 2020年3月5日 15:05 ]

初優勝を飾ったアラブルズ(左から)ななか、KEVIN、Ritoはん、ペペ
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 モバイルゲーム「モンスターストライク」のeスポーツ「モンストプロツアー2019―2020」(賞金総額1億円)のツアーファイナルが2月29日、東京「ユナイテッド・シネマ アクアシティお台場」で行われた。レギュラーシーズン7戦の上位4チームがトーナメントで激突し、決勝はアラブルズが3―0でGVにストレート勝ちして初優勝。優勝賞金1230万円を獲得した。

 レギュラーシーズン1位のアラブルズと同2位のGV。真の頂上決戦となった決勝は、アラブルズに軍配が上がった。第2、3ゲームは中盤すぎまで追いかける展開となったが、ち密なモンスター配置により計算ずくで逆転。レギュラーシーズン最終第7戦で1位となってからの勢いは止まらず、悲願の頂点に立った。

 勝負を決めた瞬間、チームの4人は歓喜の涙を流して抱き合った。直後の優勝インタビューでも虹花【ななか】は「支えてくれたみんなとメンバーが…」と、最後まで言葉を継げずに号泣した。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、この日の決戦は無観客開催となった。会場となったシネマスクリーンを覆いつくした静寂と、ガランとした客席。それでも選手たちは目の前の光景ではなく、オンラインを通じて中継を見守ったファンたちのために熱戦を繰り広げた。Ritoはんも「無観客はちょっと寂しかったけど、(PCやスマホの)画面で応援してくれた皆さんに自分たちの声を届けられたかなと思います」と胸を張った。

 主将のKEVINは「約4カ月に及んだプロツアーではつらいと思った時期もあったけど、諦めずに練習して、応援してくれる皆さんがいたことで嬉しい結果につながりました」と締めくくった。苦しい道のりも、コロナウイルスの試練も乗り越えて――。アラブルズが「無冠の帝王」と呼ばれ続けた時代に終止符を打った。

 ▼アラブルズ・ペペ 優勝という2文字を目指していました。画面越しに応援してくれた方たちがいて勝てた部分が大きかったです。

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