川井梨が五輪切符、62キロの友香子と姉妹五輪へ前進「本当にもう少し」

[ 2019年9月18日 20:40 ]

<レスリング世界選手権2019・5日目>女子フリー57キロ級準決勝、勝利しガッツポーズを見せる川井梨(右)(撮影・会津 智海)
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 東京五輪予選を兼ねたレスリングの世界選手権第5日が18日、カザフスタン・ヌルスルタンで行われ、リオ五輪63キロ級金メダルの川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)が女子フリースタイル57キロ級に出場。準決勝で勝利し、決勝進出を決めて五輪代表に内定した。この結果により、前人未到の五輪5連覇を目指す伊調馨(35=ALSOK)は同階級での五輪出場が消滅した。

 初戦は37秒でテクニカルフォール勝ち、2回戦を5―0、3回戦を5―0と無失点で駒を進めた。準決勝ではナイジェリア選手に第1ピリオドで初失点。1点リードを許すも、第2ピリオドでタックルを仕掛け2点を奪い逆転。その後も効果的に加点し6―1で勝利、決勝進出を決めた。

 試合後は「もちろん東京五輪に出たくて戦っていたが、今日はそれ以上に目の前の相手に負けたくないという気持ちが強かった。その結果、最後までタックルを仕掛けようとしたのが良かったと思う」と冷静にコメント。

 妹の友香子(22=至学館大)は19日に女子62キロ級に出場する。夢の姉妹五輪へ大きく前進。「本当にもう少し。難しいとは分かっているが、近付いていることは間違いので、やるだけです」とエールを送った。

 決勝は世界選手権3連覇が懸かる一戦。「いい結果で、東京五輪に弾みになるようにしたい」と意気込みを語った。

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