関取最年長・安美錦 9日目にも再出場へ 焦らずも「最速明後日」

[ 2019年7月13日 12:57 ]

大相撲名古屋場所7日目 ( ドルフィンズアリーナ )

安美錦
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 大相撲名古屋場所3日目から休場していた関取最年長40歳の十両・安美錦(伊勢ケ浜部屋)が9日目にも再出場する可能性を示した。名古屋市内の部屋で、安美錦本人が「焦ることはしないが、最速明後日」と語った。

 今場所2日目、関取最年少21歳の新十両・竜虎(りゅうこう)戦で敗れた際に、右膝を負傷。取組後は自力で歩けず、花道を車イスで引き揚げた。

 右膝はかつて前十字じん帯断裂などの大ケガを負った箇所。9日に「右膝内側半月板断裂、右膝外側半月板損傷などで、2週間の加療を要する」との診断書を提出して休場した。11、12日は参加した朝稽古をこの日はリハビリに充てたため休んだが、その後伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)と協議後、報道陣に応対し、「(十両に)残るためには6番必要だけど考えても仕方ない。出られるように最善の努力を尽くす」と強調。西十両11枚目の番付から、確実に十両に残留するためには6勝(今場所未勝利)が必要な情勢だった。

 安美錦は97年初場所で初土俵を踏み、今年が23年目。00年初場所の新十両からは117場所連続で関取の地位を保っている。幕下に転落した場合は潔く引退を決断する可能性もある。

 これまで左アキレス腱断裂など数々の負傷を乗り越えてきた大ベテラン。歴代3位の通算1805回出場、史上8位の通算907勝などの記録を樹立している。

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2019年7月13日のニュース