【樋口久子の目】原英莉花、短いクラブでバーディー狙う攻めできた

[ 2019年6月3日 08:15 ]

女子ゴルフツアー リゾートトラスト・レディース最終日 ( 2019年6月2日    静岡県浜松市 グランディ浜名湖GC=6560ヤード、パー72 )

優勝カップを手に笑顔を見せる原英(撮影・西尾 大助)
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 原さんは飛距離だけではなく、ショットの精度を示すパーオン率もいい。弱点はパットだったが、それがよく決まっていた。ジャンボさんからもらったパターがフィットしてきたことに加え、試合を重ねるごとに打ち方も良くなっていた。ラインの読みも的確だった。キャディーさんのアドバイスが大きかったと思う。

 コースの運もあった。今週はフェアウエーが広く、短いクラブでバーディーを狙う攻めのゴルフもできていたのではないか。

 最近は原さんと同学年の黄金世代の活躍が目覚ましい。彼女たちは宮里藍さんに憧れてゴルフを始めた世代。私が日本女子プロゴルフ協会の会長時代にアマチュアの出場機会を増やしたことで、プロの試合で経験を積み、力をつけるアマが多くなった。アマを統括する日本ゴルフ協会の強化も年々進んでいる。アマ時代に実力が底上げされ、プロになってからすぐに活躍できる下地ができた。若い世代の層は厚くなった。(プロゴルファー)

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2019年6月3日のニュース