柔道女子代表がボルダリング挑戦 “女王”角田夏実に監督も心配!?「スカウトされるのでは」

[ 2019年4月17日 15:14 ]

ボルダリング体験でダントツの成績だった角田夏実
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 強化合宿中の柔道女子日本代表が17日、都内でボルダリング体験にチャレンジした。昨年は女子ラグビーとのクロストレーニングを行った増地克之監督が、スポーツクライミング日本代表の安井博志ヘッドコーチに依頼して実現。壁の途中で行き詰まったり、下り方が分からなくなった選手たちは「ヤバい、ヤバい」「(手や足をかけるホールドは)どこー?」と絶叫しながら壁上りに挑戦した。

 ボルダリング日本代表男子の渡部桂太、高田知尭、同女子の小武芽生が指導に立ち会い、時間内に上った回数を競う“ボルダリング女王”決定戦も実施。昨夏のジャカルタ・アジア大会52キロ級優勝の角田夏実(了徳寺学園職)がダントツの成績を残し、増地監督は「ボルダリングからスカウトされるのではと心配になった」と笑った。

 今年の世界選手権東京大会57キロ級代表の芳田司(コマツ)は「前腕がパンパン」と苦笑しつつ、「頭と体の使い方で柔道と共通する部分があった。(攻略には)戦略が大事で、頭を使う練習になる。普段からトレーニングとしても取り入れていきたい」と前向き。「高いところは好きじゃない。思っていたとおりの結果になった」と首をすくめた同70キロ級代表の新井千鶴(三井住友海上)も、「上りながら手足の運び方をどう組み立てるか。一発勝負の中で選択が重要になってくる。そういうところは柔道に近いのかなと思った」と効果を説明した。

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