白井健三がスーパーファイナル初代王者に、新構成の床で好演技

[ 2018年11月23日 20:43 ]

体操・個人総合スーパーファイナル ( 2018年11月23日    高崎アリーナ )

鉄棒の演技を終えガッツポーズする白井健三
Photo By 共同

 新設された国内トップのオールラウンダーが集う大会で、白井健三(日体大)が初代王者に輝いた。世界選手権(カタール)では難度を落とした床運動で新構成を披露して15・333点をマークし、合計85・497点。三輪哲平(清風高)が2位、萱和磨(順大)が3位に入った。

 白井は床運動で「シライ3(伸身リ・ジョンソン)」を決めると、最後の「シライ/ニュエン(後方伸身宙返り4回ひねり)」まで着地をピタリ。12選手中、断トツ1位のスコアで、跳馬でも14・933点と高得点を叩き出した。右足首故障を抱える内村航平は不在ながら、同学年のライバル・萱らを抑えた。

 難度を示すDスコアは世界選手権が6・8点で、日本製器具の今大会は7・1点。「シライ3」を戻す一方で、「リ・ジョンソン」は抜いた。「Dスコアだけじゃなく、どこが丁寧にこなせるようになったか見てほしい」。Dスコアを上げながら、出来栄えのEスコアは世界選手権種目別の8・066点から8・233点と伸ばした。

 今大会は来春の個人総合W杯シリーズ(4試合)の代表選考会を兼ねており、優勝した白井は2試合、2位の三輪、3位の萱が1試合に出場する。

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