伊達公子さん ウィンブルドン優勝候補、男子はフェデラー、女子はクビトバかムグルサ

[ 2018年6月30日 19:51 ]

ウィンブルドンの展望を語った伊達公子さん
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 テニスの4大大会、ウィンブルドンは7月2日にロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕する。96年に4強入りを果たし、大会を中継するWOWOWのアンバサダーを務める伊達公子さん(47)が男女シングルスの優勝候補など展望を語った。

 男子の優勝候補を挙げるならやっぱりフェデラー(スイス)。先月の全仏オープンもどうしたらナダル(スペイン)を止められるかがテーマになっていて結局勝ったのはナダルだった。パワーやスピード、勢いは若手のA・ズベレフ(ドイツ)やティエム(オーストリア)の方があるかもしれない。それでも勝てないのは、取るべきポイントを見極めて逃さない力の差にある。そこに対する嗅覚と取り切る強い意志。それが並外れていることに尽きる。チリッチ(クロアチア)やデルポトロ(アルゼンチン)もいるけど優勝までは考えにくいと思う。

 女子ではサーブ力と主導権を握らない一発を持っているクビトバ(チェコ)やムグルサ(スペイン)を推したい。ハレプ(ルーマニア)やウォズニアッキ(デンマーク)、ウィリアムズ姉妹(米国)もいるが、クビトバはさらにレフティーという強みもある。芝は切り返すのが難しく、オープンスペースを作り出せるレフティーは優位。芝では一層強さを発揮しそうだ。

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2018年6月30日のニュース