元関脇黒姫山の孫 田中虎之介 新弟子検査パス「デゴイチ」魂継承だ!

[ 2018年5月9日 05:30 ]

新弟子検査に臨んだ田中虎之介は祖父・黒姫山譲りの押し相撲に意欲を見せる
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 大相撲夏場所(13日初日、両国国技館)の新弟子検査が8日、行われた。元関脇の黒姫山の孫で、16年の全国都道府県中学生選手権個人無差別級を制した田中虎之介(16=境川部屋)ら12人全員が体格基準をパス。受検者は内臓検査の結果を待ち、初日に合格者が発表される。

 田中の祖父は「白い稲妻」こと元関脇・北ノ洋の娘婿で、豪快な突進をD51形蒸気機関車になぞらえ「デゴイチ」と呼ばれた黒姫山。父も元幕下・羽黒洋と力士家系に育ち、祖父同様の突き押しを得意とする。東京出身だが、祖父の地元・新潟の能生中に進学。高校1年時に網膜剥離を患い、高校を中退して角界入りすることを入院中に決意した。「将来的には横綱に」と笑う顔は祖父の面影たっぷり。「(黒姫山を)超えていきたい」。デゴイチ魂で夢のレールを突っ走る。

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2018年5月9日のニュース