入江、復活手応え4位 “本職”200Mでメダルいける

[ 2017年7月27日 05:30 ]

水泳・世界選手権第12日 男子100メートル背泳ぎ ( 2017年7月25日    ハンガリー・ブダペスト )

男子100メートル背泳ぎ決勝、4位でゴールし引き揚げる入江
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 入江の胸中に去来したのは、悔しさよりも再び世界と戦えた充実感。「ここまで行けるとは思っていなかった。戻ってきて良かった。着実に一歩を踏み出せたかな」。100メートル7位、200メートル8位の惨敗に終わったリオ五輪後、引退も考え、3カ月間プールから離れた男は4位に終わったレース後、そうしみじみと語った。

 悩んだ末に現役続行を決意したのは20年東京五輪があったから。「ロンドンで表彰台に立って、あの景色を覚えている。東京は特別。もう一度あの舞台に立ちたい」。27日からは得意の200メートルが始まる。銀メダルを獲得したロンドン五輪以来となる、世界の表彰台のチャンスは十分にある。「1分54秒台まで来れば、面白い争いになる」。勝負を楽しむ気持ちを取り戻せたことが何よりの収穫だった。

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2017年7月27日のニュース