政府が「ラグビーくじ」検討 新国立整備の財源、Sラグビー念頭

[ 2015年12月18日 12:32 ]

 遠藤利明五輪相は18日の記者会見で、新国立競技場の整備財源となるスポーツ振興くじ(サッカーくじ)の売り上げを増やすため、新たにラグビーをくじの対象とする検討に入ったことを明らかにした。

 来年から日本チームが参戦する世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」を念頭に「日本チームが参加後、数年間状況を見た上で判断する必要がある」と述べた。

 くじの対象に追加する候補としては、野球やバスケットボールなども挙がっており、超党派のスポーツ議員連盟が検討している。ただ、いずれも現時点で追加の見通しは立っていない。

 サッカーくじは現在、Jリーグのほか、イングランドのプレミアリーグなどを対象にしている。

 2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の整備には、総工費の上限に関連経費などを加えた1581億円のうち、サッカーくじから約4分の1の395億円を充てる方針が決まっている。

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2015年12月18日のニュース