吉田沙保里 「国立」最後の聖火ともし5年後の再会誓う

[ 2014年6月1日 02:39 ]

国立競技場ファイナルセレモニーで聖火リレーの最終走者を務めた吉田沙保里

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて解体、改築される国立競技場(東京都新宿区)で31日、最後のお別れイベントが行われた。1964年東京五輪などで数々の名勝負が繰り広げられたスタジアム。56年の歴史に終止符を打った。

 聖火リレー最終走者として聖火台に点火したレスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里(31)は31日深夜、自身のブログを更新。歴史に残る大役を果たし「あの光景は二度と忘れる事はないです」と振り返る。そして「国立競技場での50年間のいろんな思い出は、私達の胸の中でずっと残っています。夢や感動を本当にありがとうございました」と感謝。「そして2019年にまた、会いましょう」と5年後の“再会”に思いをはせていた。

 国立競技場は58年に完成。東京五輪の閉会式では同競技場で史上最多の7万9383人を集めた。老朽化のため、19年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会や20年東京五輪などで使用する約8万人収容の新競技場への改築が決まり、7月から解体工事が始まる。

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