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前田 世界切符確実!自己ベストで日本人トップ4位

東京マラソンで、4位でゴールした前田和浩

東京マラソン
(2月24日 都庁~東京ビッグサイトの42・195キロ)
 約3万6000人が参加して行われ、世界選手権(8月、モスクワ)の代表選考会を兼ねた男子は、前田和浩(31=九電工)が2時間8分0秒の自己ベストで、日本人トップの4位に入った。代表決定の2時間8分切りには1秒届かなかったが、世界切符は確実に。公務員の市民ランナー・川内優輝(25=埼玉県庁)、プロの藤原新(31=ミキハウス)がリードするマラソン界に、反骨の実業団ランナーが登場した。デニス・キメット(29=ケニア)が、2時間6分50秒の大会新記録で優勝した。

 ガッツポーズなんて頭にない。ライバルはタイムだった。2時間7分台なら世界選手権代表に決定。最後の直線でギアチェンジした前田が、2時間4分27秒の自己ベストを持つクワンバイをかわし、拳を突き上げることなくフィニッシュした。電光掲示板では2時間7分台でゴールしたように見えたが、正式タイムは2時間8分0秒。自己記録を38秒更新して世界切符を確実にした31歳に、満足感と悔しさが交錯した。

 「最低でも日本人トップと思っていた。7分台じゃなくて“あ~”って感じ。タイムはちょっとショックですね」

 向かい風でペースメーカーが機能せず、予定より2分以上遅いタイムで30キロを通過した。優勝したキメットが30~35キロを14分20秒と加速したが、日本勢では前田だけが反応。14分39秒でこの5キロをカバーすると最後まで粘った。ロンドン五輪代表を狙った昨年の東京は、藤原のスパートに対応できず夢舞台を逃しただけに、「去年は失敗したので、今年は“いこう”と思っていた」と胸を張った。

 日本人トップの副賞でBMWの高級車(745万円相当)をゲット。だが、前田は6年前からBMWが愛車で、さらに昨年12月には同社の車を買い替えていた。「買うんじゃなかったとは思わないですよ」と笑った31歳は、4位の賞金100万円の使い道も「何も考えていない」と話した。レースでのボーナスは眼中になく、何よりも欲しかった世界切符は、ほぼ手中に収めた。「出られたら、上位で走れるように頑張りたい」。初出場で39位に終わった09年世界選手権から4年。“非実業団ランナー”川内の出場も決定的な大舞台で、反骨の実業団ランナーがさらに熱いレースを見せる。

 ◆前田 和浩(まえだ・かずひろ)1981年(昭56)4月19日、佐賀県杵島郡出身の31歳。白石中時代に全日本中学選手権の1500&3000メートルで優勝。白石高から九電工に進み、07年大阪世界選手権は1万メートルで17位。09年ベルリン世界選手権はマラソンで出場し、2時間19分59秒で39位に終わった。1メートル67、56キロ。

[ 2013年2月25日 06:00 ]

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