山口に北島「おめでとう」山口コーチ「スーパースターの資質」

[ 2012年9月15日 19:45 ]

国体の競泳少年男子A200メートル平泳ぎ決勝で2分7秒01の世界新で優勝した、鹿児島・志布志高の山口観弘

「ぎふ清流国体」少年男子A200メートル平泳ぎ決勝

(9月15日 長良川スイミングプラザ)
 山口の世界新記録に、水泳界から称賛と祝福の声が相次いだ。日本記録を塗り替えられた北島康介(日本コカ・コーラ)は「これからも新しい世界を切り開いていくことでしょう。本当におめでとう」とコメントした。

 北島を育て、昨秋から山口を指導する平井伯昌コーチは「期待されるところで結果を出すのは、スーパースターの資質がある」と絶賛。2分7秒台を連発した安定感を高く評価し「(前世界記録保持者の)ジュルタが見たら、たまげると思う」と話した。

 同学年で山口と仲のいいロンドン五輪男子400メートル個人メドレー銅メダリスト、萩野公介(栃木・作新学院高)は「目標に向かって一緒に頑張っていきたい」と活躍を誓った。同五輪代表で、昨年の世界選手権男子400メートル個人メドレー銅メダルの堀畑裕也(愛知・日体大)は「見事なレースで言葉にならない。萩野も出てきたし、次から次に選手が出てくるのはいいこと」と歓迎した。

 日本水連の佐野和夫会長は「日本伝統の平泳ぎが世界に通用することを示してくれて、うれしく思う」と賛辞を惜しまなかった。

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