クライシュテルス22連勝 有終へ貫禄のストレート

[ 2012年8月29日 06:00 ]

テニス全米オープン第1日

(8月27日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス1回戦で、今大会を最後に引退するクライシュテルス(ベルギー)が16歳の新鋭、デュバル(米国)にストレート勝ちし、全米で史上4位の連勝記録を22に伸ばした。ナイターのセンターコートで健在ぶりを示し「本当に楽しい。もちろん(最後の出場で)ナーバスにもなったけど」と笑った。

 05年に4大大会初優勝を飾り、引退、結婚、出産を経て復帰した09年からは2連覇。03年の決勝で敗れて以来、全米では1度も負けていない。「ここはたくさんの思い出が詰まった魔法の場所。当然、勝ちにいくわ」と闘志を燃やした。今年の4大大会は全豪のベスト4が最高。故障が重なり、ここまで6大会にしか出場していないが「状態はいい。09年もそうだったし、心配ない」とうなずく。人格者として尊敬を集める1児の母は引退の花道を飾れるか。

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2012年8月29日のニュース