室伏が帰国 銅メダルも「アスリートとして未完」と反省

[ 2012年8月16日 06:00 ]

ロンドン五輪日本代表選手団の大トリで帰国した室伏広治

 ロンドン五輪陸上男子ハンマー投げ銅メダルの室伏広治(37=ミズノ)が15日、成田空港着の航空機で帰国した。日本代表選手団の大トリで到着したベテランは「自分はアスリートとして未完」と不完全燃焼だったことを明かした。

  室伏は決勝の1投目のファウルについて「危機管理がスムーズにいかなかった。今後(競技者として)進む上で課題が分かった」と振り返り、今後については「(今季は)五輪で終わり。4年間の疲れをしっかり取らないとね」と、来年のモスクワ世界選手権のために年内を休養に充てることを示唆した。また、IOC(国際オリンピック委員会)選手委員の当選無効については「IOCとJOCが話しています」とJOC(日本オリンピック委員会)に一任する意向だ。

 昨年10月には宮城県石巻市の門脇中を訪問。激励の寄せ書きを贈った同校の生徒に「早くメダルを見せたい」と、再会を楽しみにしている。東日本大震災の被災者に勇気を与えた鉄人。10月に38歳になる“アラフォーの星”は復活を信じて、しばらくの休養に入る。

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2012年8月16日のニュース