雷雨で競技中止…初日の成績でV 勝亦「何か複雑」

[ 2012年8月12日 06:00 ]

高校男子の部優勝の勝亦

平成24年度全国高等学校ゴルフ選手権大会第56回個人の部最終日

(8月11日 三重県津市 白山ヴィレッジゴルフコース=男子7095ヤード、女子6353ヤード、いずれもパー72)
 雷雨のため高校男女、中学男女とも最終日の競技は中止。初日の成績で順位が決定し、高校男子は勝亦悠斗(静岡・富士市立3年)、同女子は権藤可恋(福岡・福岡第一2年が優勝した。

 高校男子は関東王者の勝亦が制した。雷雨で競技が中止になった後、午後5時から金智宇とのプレーオフに臨んだが、勝亦がティーショットした直後に雷鳴がとどろき中止。初日のインのスコアが良かった勝亦の優勝が決まった。目標にしてきた全国大会優勝を果たしたものの「内容が初日より悪かったので、雷が来なかったら勝てていなかったと思う。優勝者として名前を刻めたのことは大きいが、何か複雑」と苦笑いした。

 <権藤V「実感湧かないけれど…」>高校女子の権藤は雷に救われた。5アンダーで単独首位に立って迎えた最終目。「初日いいときはリラックスできず、2日目決まって叩いてしまう」気弱な面が出て前半3オーバー。「優勝は難しいかな」と感じ始めていた14番。第2打を打ち終わった後に待避のサイレン。そのまま天候が回復せず、初日のスコアで優勝が決まった。「実感が湧かないけれど、うれしい。この優勝が自信になると思う」と幸運な優勝に照れていた。

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2012年8月12日のニュース