マーメイドジャパン5位発進 メダルへFRで巻き返す

[ 2012年8月10日 06:00 ]

チーム・テクニカルルーティンで5位になった日本の演技

ロンドン五輪シンクロ

 チームのテクニカルルーティン(TR)を行い、日本は8チーム中5位で発進した。前回まで日本が一度もメダルを逃したことがないデュエットで5位。初採用された84年から続いていた連続メダルは7大会で途切れる危機に直面したが、10日のフリールーティン(FR)で巻き返しを誓う。

 日本は8チーム中最後に登場した。日本代表をサポートする化粧品メーカー「コーセー」のメーキャップアーティスト石井勲氏がTR「嵐」をテーマにしたメークが映えた8人は、水をイメージした青を基調とした水着で持てる力を出した。

 しかし、得点は93・800点。首位のロシアから4・300点、メダル圏内の3位のスペインから2・400点と差をつけられた。

 前回の北京大会でチームは5位と初のメダルを逃した。ロンドンでもデュエットで乾友紀子(21)小林千紗(24=ともに井村シンクロク)は5位に沈み、84年から7大会続いていたメダルを初めて逃した。チームで巻き返しを誓ったが、ロシア、中国、スペインの3強の壁は厚く、4位のカナダに0・600点及ばなかった。足立夢実は「自分たちの持ち味を出してカナダには勝ちたかった。(TRでは)勝てなかったが、どんどん差は縮まっている」と必死に前を向いた。

 FRでは「摩訶(まか)不思議ワールド」をテーマに巻き返しに挑む。五輪の全ての大会でメダルを獲得してきた「シンクロニッポン」の意地を見せたいところだ。

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2012年8月10日のニュース