レブロン・ジェームズ大爆発！ボッシュ負傷退場も何の

＜ヒート・ペイサーズ＞３２得点１５リバウンドの活躍を見せたヒートのレブロン・ジェームズ（左）

　ＮＢＡプレーオフ東地区の準決勝では２位ヒートが３位ペイサーズを９５―８６で下して白星発進。ビッグ３の一角、クリス・ボッシュ（２８）が前半終了間際に脇腹を痛めて退場したが、３度目のシーズンＭＶＰに輝いたレブロン・ジェームズ（２７）が３２得点中２６得点を後半に集中させて勝利をもぎ取った。西地区１回戦では５位クリッパーズが敵地メンフィスで４位グリズリーズを８２―７２で撃破。チーム史上３度目のシリーズ制覇を達成して、１位スパーズと対戦する準決勝に駒を進めた。

　ヒートは前半を終えて６点を追う展開。１３得点を挙げていたボッシュは脇腹を痛めてプレー続行不可能となった。しかし試合前のセレモニーでスターン・コミッショナーからＭＶＰトロフィーを手渡されたジェームズが大活躍。後半はフル出場し「守りを固めて流れを変えたんだ」と今季自己最多の１５リバウンドを稼いだ。残り３２秒には勝利を決定づける貴重なジャンプ・シュートを成功。２９得点をマークしたウェイドとともにチームを最後まで引っ張った。

　≪ボッシュは計９試合欠場≫ボッシュは今季、家族の不幸と太腿の故障で計９試合を欠場。ニックスとの１回戦では平均１５・０得点、ＦＧ成功率は５１・０％を記録していた。