「東三兄弟」東輝 今季限りで引退 40歳、五輪に縁ないまま…

[ 2012年3月15日 16:29 ]

2007年1月、NHK杯で優勝した東輝

 スキージャンプで03年世界選手権団体銀メダル、W杯個人2勝の東輝(40=日本空調サービス)が今季限りで引退することが分かった。今季国内最終戦の伊藤杯シーズンファイナル(17日、札幌・大倉山)が引退試合となる。

 東は「まだ飛べるとは思うが、本当のトップレベルにはいかない。年齢を考えると数年後は…。近年の成績不振を考え(引退の)線を引くことを決めた」と現役にピリオドを打つ理由を語った。

 栄光と挫折のジャンプ人生だった。兄2人もジャンパーで「東三兄弟」として活躍した。92年12月にW杯札幌大会で初優勝すると、大倉山では5連勝を飾り「大倉山男」としてファンから親しまれた。

 一方で長年第一線で活躍を続けたが、五輪には縁がなく、何度も出場の可能性がありながら落選する不遇も味わった。今後については決まっていない。

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2012年3月15日のニュース