松平康隆氏が死去 バレーボール男子日本代表監督で五輪金メダル  

[ 2012年1月5日 12:04 ]

死去した元バレーボール男子日本代表監督の松平康隆さん

 バレーボールの男子日本代表監督として1972年ミュンヘン五輪で金メダルを獲得した松平康隆(まつだいら・やすたか)氏が昨年12月31日に東京都内の病院で死去していたことが5日、分かった。81歳だった。

 慶応大から日本鋼管(当時)に進み、選手として活躍。64年東京五輪はコーチで日本男子の銅メダル獲得に貢献し、翌年監督に就任した。

 68年メキシコ五輪で2位となり、ミュンヘン五輪で頂点に立った。速攻や時間差攻撃など、革新的な技を駆使して近代バレーの戦術発展に貢献した。

 79年に日本バレーボール協会専務理事に就き、89年から会長。95年12月に退くまで、才気あふれる協会運営でバレー人気を盛り上げた。

 国際バレーボール連盟副会長、アジア連盟会長を長く務め、海外でも知名度が高かった。98年に日本人として初めてバレーボール殿堂入りし、2000年には20世紀の男子世界最優秀監督に選ばれた。

 日本オリンピック委員会(JOC)でも選手強化本部長や副会長を歴任した。

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2012年1月5日のニュース