チーム青森 青田が救った!準決勝で本橋チームと再戦

[ 2011年2月13日 06:00 ]

カーリング日本選手権第5日

(北海道・名寄サンピラーパーク)
 決勝トーナメントが始まり、1次リーグを3位で通過したチーム青森は新スキップの青田しのぶ(33=みちのく銀行)の活躍などで名寄協会を終盤に突き放し、快勝。準決勝では本橋麻里(24=NTTLS)率いるLS(ロコ・ソラーレ)北見と再戦することになった。LS北見は中部電力に逆転負けし、結成以来の公式戦連勝記録は21でストップ。昨年3位の中部電力は初の決勝進出を決めた。

 チームを救ったのはスキップ青田だ。第7エンドに先攻の名寄協会に2点を奪われ逆転された直後の第8エンド。サード青田が「自信を持って投げた」ショットはハウスから相手ストーンを2個同時に叩き出し、自らのストーンを残すスーパーショット。これが2得点につながり1次リーグで苦戦した相手に決定的なダメージを与えた。

 5シーズン、一線から退いていたが、メンバー脱退で苦境に陥ったチーム青森に加入。海外遠征途中からスキップの大役も担った。柔道二段の猛者も「人間なんで重圧はある」という。しかも前日の1次リーグ最終日は2連敗。だが「他の(五輪出場)メンバーの経験と力を引き出せば結果はついてくる。へこむのは早い」と開き直った。

 6連覇は13日の最終日に連勝することが条件。女子カーリング界の盟主の座は守れるか。「みんなで楽しくプレーできれば、この大会も、そのあとの結果もついてくる」。チーム最年長は力強く逆襲を宣言した。

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2011年2月13日のニュース