李娜、逆転勝ち!アジア勢初の決勝進出だ

[ 2011年1月28日 06:00 ]

ウォズニアッキを破り、アジア勢として初のシングルス決勝進出を果たした李娜

全豪オープンテニス第11日 女子シングルス準決勝

(1月27日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 李娜が逆転勝ちでアジア勢初の決勝進出。「本当にうれしい。私はいつも中国初を成し遂げてきたから」と喜んだ。

 ショットの威力でウォズニアッキに勝りながらも正確性を欠き第1セットを落とした。だが、ミスを恐れず攻撃的なテニスを貫いた。4―5からの相手サーブで40―30とされたが、強気のフォアでマッチポイントをしのぎ、第2セットを奪うと、最終セットは6―3。セットごとのショットやサーブの決定打数で相手は2、8、0だったのに対し李娜は7、20、15。中盤以降は圧倒した。

 8歳でテニスを始めるまではバドミントンのトップ選手を目指した。「その経験がベースにある」という速いテンポの攻撃で年明けからシングルスは11連勝。4大大会では自身初となる決勝の相手は前哨戦の決勝で破ったクライシュテルス。「もう一度挑戦する。ここまできて失うものはない」と目を輝かせた。

 ≪ウォズニアッキ、まさか…≫初の4大大会制覇を狙ったウォズニアッキは、第2セットにマッチポイントを握りながらものにできず、逆転負けを喫した。「一つのプレーで全てが変わるのがテニス。相手は大事なポイントで、自分よりいいプレーをした」と悔しさをこらえた。世界ランキング1位として臨んだ初めてのグランドスラムで、さまざまな雑音とも戦いながら準決勝まで進んだ。20歳は「まだ若いし、チャンスはたくさんあるはず。この敗戦から学んで、また頑張る。絶対に諦めない」と再起を誓っていた。

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2011年1月28日のニュース